トーレス・デル・パイネ国立公園には、何度訪れても飽きない猛々しさがあります。 パイネ山塊の山々の名前を見ればわかるように、アンデス山脈はどこへ行ってもついて回るようです。
公園の名物である切り立った花崗岩の3つの針、その名も「トレス(塔)」は、トールキンのモルドールに建てられたように見え、トゲだらけでねじれた露頭の「クエルノ(角)」を伴っています。 車で公園に入ると、最初に目に入るのがこのクエルノスです。
このように南方では、風雨にさらされ、雨や雪に打たれ、まばゆいばかりの炎天下に目を奪われることがあります。 時には、数時間のうちにいくつもの天候に見舞われることもある。 パタゴニアへようこそ!
公園へのアクセス
アルゼンチンから陸路で公園へ入らない限り、飛行機でチリ最南端の都市プンタ・アレナスへ到着します。
国立公園までは、パタゴニアの大草原を300kmほど進み、プエルト・ナタレスで下車します。 ユルトやゲストハウス、5つ星ホテルなど、さまざまなタイプの宿泊施設があります。
ラーゴ・グレイは、南パタゴニア氷原の大きな舌である巨大なグレイ氷河の末端湖で、公園内まで15kmの長さがあります。 湖ではカヤックや少人数のクルーズに参加し、風雨で削られたミントブルーの氷山のすぐそばを通ることができます。
車で移動して、草を食むグアナコや、ひょろ長いレアに出会うだけで、この公園の原生地域がよくわかるでしょう。
この公園の代表的なハイキングコースは数日間のWトレックですが、これを日帰りにして、トーレスの麓まで行くルートもあれば、フレンチバレーをスクランブルして、フレンチ氷河とノルデンスキョルド湖にかかるミラドール(展望台)まで登るルートもあります。
どのホテルからも馬に乗って観光することができますが、特に乗馬に興味があるなら、パタゴニア馬術のエキスパートであるガウチョがいるエスタンシア(牧場)に滞在すると、より長い乗馬に連れ出してくれるでしょう。 トーレス・デル・パイネ国立公園での乗馬については、チリへのアクティビティ重視の旅のガイドで詳しくご紹介しています。 また、紅葉が見ごろを迎える3~4月もおすすめです。