糖尿病のインスリン投与で血糖値を補正するには?

食前の血糖値が高いために余分に打つインスリンを補正用インスリンと呼びます。 インスリンと炭水化物の比率を設定する必要があるように、個々の補正係数、つまりインスリン1単位で期待できる血糖値の低下量の目安を把握しておくとよいでしょう。 もちろん、この数値は状況によって多少異なるため、正確に知ることはできません。 しかし、少し試行錯誤すれば、通常、インスリン1単位で血糖値を約25ポイント、30ポイント、または自分の決めた数値で下げることができます。
ほとんどの人は、インスリン1単位でグルコースを50ポイント下げるという仮定から始めて、許容できる食前の上限数値の目標を設定するのが妥当でしょう。 例えば、食前のグルコース数値が120を超えたら補正すると決め、インスリン1単位で50ポイント下がると最初に想定しておくとよいでしょう。 食前の血糖値が121~170、つまり120を50ポイント上回るまでならインスリンを1単位余分に打ち、171~220、つまり120を51~100ポイント上回るなら2単位余分に打ち、221~270、つまり120を101~150ポイント上回るなら3単位余分に打ち、・・・と言う具合にです。
補正インスリンが思うように糖質を下げられない、下げすぎている場合は、補正係数を上下に調整する必要があります。 目標値より30ポイント上がるごとに1単位、25ポイント上がるごとに1単位と、確実に適正範囲に入るまで試してみる必要があります。 食前の数値が低い場合は、通常服用する量からインスリンを差し引かなければならない場合もあります

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