Comparison of sprinkle versus syrup formulations of valproate for bioavailability, tolerance, and preference†

新しいバルプロ酸のコーティング粒子製剤(デパコート・スプリンクル)カプセルをバルプロ酸(デパケン)シロップと比較して、バイオアベイラビリティ、副作用、患者と親が好むものについて比較検討しました。 5歳から16歳の小児てんかん患者様12名を対象とした無作為化2期制クロスオーバー試験です。 片方の製剤を7日間投与した後、もう片方の製剤に切り替え、12時間おきに投与した。 7日目に12時間ごとに採取された血液サンプルを分析し、バルプロ酸の存在を確認した。 試験終了後、両親と小児は製剤の好みと有害事象に関する構造化された質問を受けた。 バルプロ酸の吸収の程度はシロップと同等であったが(相対的バイオアベイラビリティ=1.02),吸収は遅かった(最高濃度までの時間=4.2 vs 0.9 h;p<9108>0.01). また,血清濃度の変動はスプリンクルの方が小さかった(34.8% vs 62.3%;p<0.01)。 また,12名中9名の保護者が服用のしやすさを理由に,9名の小児が口当たりのよさを理由に,スプリンクルを好んだ。 以上より,スプリンクルは1日の摂取量を変えることなく,シロップに置き換えることができると考えられた. さらに、スプリンクルは吸収が長いため、単剤療法を受けている小児に12時間ごとに投与することができる。 また、投与スケジュールがより便利であること、患者や保護者の受容度が高いことから、コンプライアンスが向上する可能性がある。

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