Optimum duration of treatment with 6-mercaptopurine for Crohn’s disease

目的:6-メルカプトプリン(6MP)とアザチオプリンは難治性のクローン病治療に用いられる免疫調節薬である。 寛解維持のための有効性と価値は研究により確認されているが,寛解が達成された後,6MP/アザチオプリンをどの程度の期間継続すべきかを明らかにすることが我々の目的である。

Methods: ある医療機関で6MPを6カ月以上投与され,治療開始後1年以内に寛解を達成し,臨床的寛解が延長したクローン病患者(ステロイドを使用せず6カ月以上)を対象に,注意深い経過観察を実施した。 再発までの期間は、治療を継続した人、再発以外の理由で治療を中止した人、そして全標本について、薬剤で治療できたか、できなかったかを考慮し、時間の関数として計算した。 併用変数が再発までの時間に及ぼす影響も評価された。

結果 合計120名の患者が組み入れ基準を満たした。 6MPを継続投与した患者と,再発以外の理由で投与を中止した患者の1,2,3,5年後の再発累積確率は以下の通りであった。 6MPの服用を継続した患者(n = 84):1年後:29%、2年後:45%、3年後:55%、5年後:61%。 6MP を中止した患者(n = 36):1年、36%、2年、71%、3年、85%、5年、85%。 性別、疾患の分布、罹病期間、6MPによる寛解までの期間、5-ASAの併用は再発率に影響を与えなかった。 6MP 投与を継続した患者では、若年であるほど再発率が高かった。 6MPの1日投与量が多いほど、再発率は高かった。

Conclusions: クローン病の寛解期に6MPを中止すると再発率が高くなり,6MPの継続により再発の可能性が低くなる。 したがって,寛解が得られたら6MPを無期限で使用することに賛成である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。